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マネー・マン (1992)

紙幣をアートにした男、
J・S・G・ボッグスのアメリカ縦断ロード・ムーヴィ


●J・S・G・ボッグスは、紙幣を精巧に描いて自分のサインを入れた後(片面しか描かれていないので、相手はそれが正規の紙幣でないことにすぐ気づく)、それを実際、額面通りの支払いに使う「取り引き(Transaction)」と名付けられた活動を行なっているアーティストである。
●これらの紙幣=作品は、その後彼のコレクターが使用された店に出向いて交渉の末、ほとんどの場合数倍の値段で購入し、商品やレシートとともに額縁に入れることで初めて完成品となる。
●カメラは、作品で購入したヤマハのバイクにまたがり「取り引き」を続けながらアメリカを縦断するボッグスの姿をスリリングに追っていく。彼の最終目的地は首都ワシントン。彼の作品15枚を偽造紙幣として押収した財務省検察局偽造摘発部門のオフィスだった。
●ボッグスは、「貨幣」という元をただせばただの紙きれを模写した作品を通して「価値」とは何かという問いを、行く先々で執拗に投げかけていく。
●このドキュメンタリーは芸術と複製、そして既成の価値観に関する考察であると同時にフィクションもかくやと思われる痛快きわまるアート版「イージー・ライダー」だ。

監督=フィリップ・ハース
撮影=トニー・ウィルソン/音楽=フィリップ・ジョンストン
製作=Methodact Ltd./BBC/HPS Films/CNAP

1994年第4回国際美術映像ビエンナーレ・ルーヴル美術館賞(最優秀物語賞)

1992年/アメリカ映画/56分/カラー/モノラル
日本語字幕 Original dialogue in English

ジェームス・スティーヴン・ジョージ・ボッグスというアメリカの作家の話です。彼は赤瀬川源平氏と同様、ドル紙幣やポンド紙幣を模写のうえ―そして、ここからが赤瀬川氏とちがうところですが―複写機でコピーし、バーでの支払いから文房具の購入まで、実際にレジでの支払いに使おうと試みます。実は、それこそが彼の作家活動なのです。その際、最初からこころよく受けとられるということは無論ありません。裏面がなく、指紋と一緒にボッグスのサインが入っているから、本物のお金に見まちがえることはないし、だとしたらますます、そんなものは受け取れないからです。ところで、ここからがボッグスの挑戦というか、作家活動の真骨頂なのですが、彼は、おまえは受け取らないと言うが、この、よくできた「お札の絵」には本当になんの価値もないのか。お札としては無価値かもしれないが、絵としてならばどうか、もしおまえが絵としてのこのお札になにがしかの価値を認めるのであれば、貨幣としてではなく一枚の絵として、いま私が支払うべき対価に当ててはもらえないか―そう、説得するのです。
(椹木野衣『反アート入門』(2010年、幻冬舎)pp.197-198)


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2015.07.06 Mon l 外国映画 (ハ - ワ) l top
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